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営業報告 3

  語学検定場での配布


イタリア語検定試験の集合時間は、
4級が 午前10時。
3級と5級が午後1時15分。

試験開始は、
4級が午前10時15分。
3級と5級が午後1時30分。

試験終了は、
4級が午前11時35分。
5級が午後2時50分。
3級が午後3時10分。

東京大学教養学部で実施されるのに、
東京大学教育学部と間違えたため、
一回目の配布チャンス、午前9時待機ができなかった。

目黒の教養学部に到着したのが、なんとか11時20分。
間に合うかと思ったのに、大学の警備員に止められて
予定していた二回目のチャンスである11時30分待機ができず、
ひとまず警備員の目が届かない場所まで移動。
急遽対策を練る。

仕事をしていれば、こんなアクシデントはしょっちゅうだから
「それでどうするか」
というところが
「仕事ができるのか」
「できないのか」
の分かれ目になる。
ところが、初出動で連れてきた長女が落ち着かなくなる。

「ねえ、どうするの?」

高校生の娘にとって
「学校の先生が駄目と言ったことは、オカミの禁止事項」
なのだ。
警備員さんが駄目だと言っていることを無視したら
「校則違反」
ということと、区別がつかない。
そりゃ、法律やら規則やら・・・あるんだけどね。
そんなの守っていたら仕事にならない、という
ば・あ・い・も、多い。

基本的には法は犯してはならない。
だから、たぶん、
16歳未満の就労が法律で禁止されているのだろう。
完璧に法律を守るということが難しい。
否、法解釈の柔軟性が求められるというべきか。

こんな話を思いだした。
法定速度60キロの道路を120キロで走行した男の話。
警察官に止められて、彼は主張した。
なんの為の道交法か!
この道は、今俺と、あんたのパトカーと、
二台しか走っていない。
まっすぐな直線道路で、片側二車線。
これでどうして120キロで走って事故が起きるのか?
なんのための取り締まりか?
こんな「事故が起きそうにない状況」で、
カッ飛ばしている車を停める方が危険な行為だ・・・云々。
わたしはその男ではないから、彼の主張を正確にはここに書けないけれど、
男にしてみたら、この主張が通らなかったら、
即・免停。
ふだんから弁の立つ男が、食い下がった様子は目に浮かぶ。
結果、どうなっかというと、
「延々追い越し車線を走った罪」
は、認める、ということで決着したらしい。

別れた夫もたしか、
オートバイで箱根の走行を楽しんでたときにスピード違反で止められて、
「はみだしての追い越し禁止」
は認めるということで決着したと、帰宅してから聞いたことがある。
1100ccの カワサキのゼファーだったから、
「白バイを振り切ってもよかったんだけど」
と、自慢げに言っていた。
道交法は基本的には現行犯だからと言うけれど
網を張られていたら、逃げようがないよ。
逃げるという方法は、やめたほうがいい。
正攻法だ、正攻法。
堂々と主張して、独自の法解釈を展開する。
日本はこれが通用する。
柔軟な法解釈。
日本のお家芸。

それを、子供の前でやって良いか、否か。
まずいだろうなぁ・・・
どうしたら良いか。

そんなことを考えながら、
大学の周辺道路を4~5周も回ってしまった。
http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=MapionBB&nl=35/39/26.485&el=139/41/18.016&scl=10000&bid=Mlink
駐車場もない。
あっても満杯。
満杯でなくても、10分150円。

10分150円なら、20分で300円。
60分で900円。
この金額については見積もりの範疇だから良いとしても、
止めるところがないというのは困った。
駐車違反なら、そんな金額では済まない。

「どうするの?」
娘が聞く。
この時点で、いっそ四谷の上智大学に向かおうかと考えた。
上智には併設のキリスト教会があって、英語のミサがある。
日曜日には在日クリスチャンがぞろぞろ来る場所だ。
ここで、以前はイタリア語検定も行われていた。
「考え中」
そう答えて、地図を眺めながら途方に暮れた。
移動すれば移動するだけ燃料が減る。
ここなら大丈夫そう、という場所に車を停めて、少し休憩と言った。
末娘は、すでに熟睡中。

どこで配布するにしても、シリアルの照合をしなくては。
ここまで来て、てぶらで静岡に帰るしかない・・・としても。
車の中に作業場を作り、配布用カードのシリアル照合。
10枚づつの束にして、束のシリアルを記録する。
そうすれば、どこで何日に、何枚配布したかがわかり
後日、どの程度の結果が出るか、わかる。
仕事を始めたら、気持ちが仕事モードになって
すごすご帰るという考えが無くなった。
「配布するために来たんだから、配布しよう」
と決めた。
時間は正午を回ったところ。
車を停めた場所から、現場までの距離を測定する。
2キロちょっと。
歩けば20分。
いますぐ出ればちょうど一時に現場に着く。
しかし、1時30分には試験開始なのだから、
20分程度しか配布時間がない。
10分~20分配布して、80分待つ。
一旦帰ってくると、往復で40分、プラス20分。

それなら、荷物を担いで現場に行ったきりの方が合理的だ。
長女は最初から「バイト」と言ってあるのでかまわないが、
おまけでついてきた次女が耐えられるかな?
途中でぐずったり、泣き出したりすると厄介だ。
かといって、車の中に2時間以上も待たせると、トイレに行きたくなったりして、困るだろう。
不安になって車を降りたりしたら、迷子になる。

やはり、3級と5級の試験終了に合わせ、最終の一回で集中して配布、これしかない。

すると、2時半には現場に到着すればよいので、2時まで、一時間半の休憩。
娘達は眠っていたが、わたしは眠れなかった。

2時になって、一応大学のまわりを一周した。
すると、一番近い駐車場に、一台分の空きがあった。
さっそく駐車場に車を入れて、10分150円の時間料を払って30分の休憩。
歩かなくても済むのだから、安いもんだ。

2時半になって娘を起こす。
「行楽に来たんだったら、寝てなさい。仕事をするんだったら起きなさい。どっちでもいい」
というと、娘は起きた。
末娘も起きだして、寝ぼけて言う。
「あたしも仕事するぅ~」

法律でね、働いては行けないことになっているから
お留守番しててと言っても聞かない。
「どうせ足手まといだっていうんでしょ?
あたしだって、ちゃんとお仕事するもん」
とふくれる。
じゃあ、荷物運びを手伝ってちょうだい。
だけど、バイト代もお駄賃もないよ?
それでよかったら、と言ったら
「おかあさんの役に立てれば、それでいい」
と言うので、内心
「そういう根性では、仕事にはならないんだが」
と思う。
ボランティアでは食えない。

用意してきた看板は、二枚。
4尺の脚立を立てて、その両面に吊すつもりで二枚作ってきた。
これが木製でペンキで、自立型ならもっといいけれど、なにしろ時間がなかった。
段ボールと紙と絵の具で描いた看板は、
雨が降ったらラッカー処理をしようと思ってラッカーのスプレーも持参していた。
その日は風の強い日で、天気も良かった。
天気予報では午後から雨と言っていたけれど予報ってのは、こんなもんだ。
大抵の洗濯物は2時間で乾くだろうという日だった。

4尺の脚立と両面の二枚看板は無理だから、せめて一枚をもって、
できるだけ警備員の目が届かない陰で配布しようと考えた。
配布予定のカードは、30分の勝負となるから、
ひとり100枚づつ、合計200枚を用意した。

過去、あちこちで配布した経験から言えることは、
よほど配布が順調でも一時間に100枚の配布が限界だ。
ふたりで30分で200枚まければ、むしろ快挙だった。

警備員の目を盗んで、右から左に潜入し、駅の入り口にある大木の陰に移動した。
末娘には、ここで、こういう立ち位置で、こっちに向けて、こう立つと指示をする。
「だけど、動いたら仕事にならないよ、
大変かも知れないけれど、ずっと動かないで立っていられる?
それが出来なかったら、車に戻って休んでいなさい、邪魔だから」
邪魔だから、という言葉がカチンときたらしく
「立ってる」
と言い張る。
じゃあ、やってみせてねと言って
長女と仕事のダンドリ、打ち合わせ。

この階段を一歩登ったら、そこは大学ではなくて、駅だからね、警備員に見つかっても、
警備員は何も言えないから、階段のステップを一段だけ上って、そこで配る。
配布するときは、ひとが大勢来るから、駅員が来ることはないけれど、
駅員が来たら、ステップを一段降りる。
試験が終了したら、あの門から人が大勢湧きだしてくるから、とにかく配布。
配って配って、配ること。
今日は日当ってことだけど、本来1部10円だからね。
3000円欲しければ、300枚撒くこと。

「あまったらどうする?」
という、意味のない質問。
「その質問が、どれほど意味がない質問かを考えて、待機するように」
試験終了まで20分もある。
「早すぎたんじゃないの?」
立っているのに飽きた娘が言う。

「遅かったら、シャレにならなでしょ。
10分や20分は、早めに待機している方がいいんだよ」
あんまり暇だから写真撮影をした。
その時の写真が貼付の写真だ。
そんな話をしていると、人が近づいてくる。

「それ、国際電話をするのに使う・・・何ですか?」
カードです。説明書は袋の中に入っています。
「タダなんですか?」
カードはタダですが、コンビニで国際電話代を先払いして頂きます。
「いくらですか?」
電話料は、2000円づつ、なくなったら繰り返しコンビニで入金すれば
何度でも繰り返し使えます。
「イタリアだけですか?」
ほとんどの国に使えますよ、おおむね安く国際電話をすることができます。
「それ、もらっていいですか?」
どーぞ、どーぞ・・・
ということで、看板を見た人から問いかけられて数枚が出た。
遠くから歩いてきて、
「それ、ください」
と申し出る人もいた。
カードの配布中、こういうことは滅多にない。
これはやはり看板の威力か。
それとも、検定会場に集まる人たちは、国際電話や海外との交流があっても、
国際電話のカードの存在を知らないということかもしれない。

***************************************************************************************

以前、イタリア語検定を受検したとき、
同じ受験生に声をかけられて、昼食を一緒に食べたことがあった。
4級と5級の時間が違うというのは、
大抵4級と5級を同時に受験し、
4級と3級を同時に受験する人が多いので、
それで4級だけが午前中になっている。
だから、ほとんどの受験者は・・・3級だけを受けるという人以外は、
午前と午後の、両方の試験を受けるのが常だ。

そうすると、受験者同士が昼に集う。
そこら辺の食堂、喫茶店、レストランは当日の検定受検者で、満員になって、
コンビニのお弁当が売り切れて、近くの公園に人が溢れる。
・・・今思いついたけれど・・・
近くに公園があれば、ここで弁当とカードを配布するという手もあるな。
弁当は、管轄の保健所の許可がいるけれど、カップラーメンならいいだろうか?

そんなことはともかく・・・わたしが受験をした時、その昔。
たしかスタバでサンドイッチと珈琲を飲んでいたら、混んでいたので
「相席よろしいですか?」
という男性が来て、どうぞと言って、わたしは午後の試験対策のために参考書を読んでいた。
すると、
「あなたも検定ですか?」
というような声を掛けられた。
みりゃわかるでしょう、という冷たい返事はせずに
「と、いうことは、あなたもですね?」
と尋ねたら、男は愚痴を言い始めた。
「自分は音大のオペラ学科に進学したのだけれど
イタリア・オペラを歌うので、イタリア語が必須なんです。
イタリア語検定に合格すれば、単位が取れるので・・・
というか、半分強制で受験しているんですけど・・・今年の4級は難しかった」
と言いました。
午後の試験に勉強したければ、もう一冊参考書がありますから ご覧になりますか? 
と、一冊勧めると、
「この参考書はいいですね~」
と喜んで見た。
大学のイタリア語の授業は受けたことがないけれど、わたしが持っていたのは、
毎年の出題傾向の本一冊と試験対策のポイント本一冊。
ほとんど、試験の穴埋めをする為の勉強の本で、この本丸暗記しても、
イタリア語はしゃべれないだろうな、たとえ試験には合格しても。。。という本だった。
本を渡したら、黙っていてくれるかと思ったら、男はまた話しかけた。
「お料理か、モードですか?」

イタリア語を勉強する目的は、
大体オペラか、料理か、服飾。
わたしはその、いずれでもなかった。
「強いて言えば、国際電話を扱う仕事をしていますので・・・」
と言ったら、
「イタリアって、電話代高いですよね」
と言われた。

3分3000円。

それが、わたしが生まれてはじめてかけた国際電話の料金で、
相手国はイタリアだった。
その後、KDDIのカードというものを知って、コンビニでそればかり買って、
5000円のカードを買ってそれを使っていた。
5000円のカードでも、一回の国際電話で全部使い切ってしまうことがよくあった。
でも、カードなら、それ以上使うと言うことがなかったので、
国際電話料金の請求で、十何万、ということは、カードを使うようになって、なくなった。

こんな便利な商品を、自分が扱えると知ったときは、天啓かと思ったほどだった。

ブライペートの時は、滅多に自分の取扱商品を見せたり、プレゼントしたり、
販売したりということはない。
相席の男とは、オペラの話をして、それで終わった。
華奢な身体で、バリトンを歌うという男だった。
名前も電話番号も交換していないので二度と会うことはないだろうし、
将来バリトン君が有名な歌手になっても、わたしも、相手も、お互いにわからないだろう。
顔も、大学も、なにもかも、その場でわすれてしまった。
パートはバリトンです、と言った言葉しか覚えていない。
とてもバリトンを歌う体型とは思えなかったので、印象に残っている。
わたしより、20歳も若い青年だった。

スタバを出て、午後の試験に向かうとき、中年の男性が声を掛けてきて
「5級の試験場はどこでしょう」
と言った。
みるからに60代というオジサンが、初歩の5級を受験する・・・これは不思議な組み合わせだ。
「たぶん、こちらですけれど、5級ですか? 3級ではないんですか?」
と言ったら
「この年になってイタリア語をはじめましてね、イタリアに旅行したいんですよ。
食いしん坊で、ワインが好きなもんで。フランス語なら、多少はわかるんですけど」
と、聞いた。
それでオジサンとは別れたけれど、うまい料理とワインを飲みにイタリアに行く。
いい老後だな、と思った。
メデチ家ゆかりのフェレンツェ(ミラノ)方面に行くのだろうか。
そのあたりのワインは、相当うまいって話だけれど。

そんな感じで知り合った、当時の知り合いに北海道のオペラ歌手がいる。
彼女もまた、イタリア・オペラが専門で・・・ということは古典。
はじめてオペラがドイツ語になったのは、モーツァルトが35歳の時に書いた魔笛からだ。

これは、それまでの宮廷音楽ではなく、シカネーダーという市井の演劇家からの依頼で作ったオペラだったから、ドイツ語でなければならなかったのだろう。
ドイツ語でオペラを書きたかったモーツァルトはふたつ返事で作成に取りかかり、
とっても短期間ですべてのスコアを書き上げたとのことだ。
彼はそして、この年に夭逝した。

北海道のソプラノ歌手と知り合いになって、お近づきのしるしにと、
KDDIの国際電話カードを一枚、プレゼントしたことがある。
彼女のほうが先に、カストラートの本をプレゼントしてくれたので、
それでお礼に・・・ということだったと記憶している。

ずいぶんご無沙汰してしまっているけれど、旧友のように大事に思っています。

カストラートとは、中世のイタリアで湧き起こった、音楽芸術の、極められて屈折した、
とても象徴的な存在なので、とても興味があった。
カストラートの歴史に興味があると言ったら、彼女はその本を贈ってくれた。

だから、国際電話カードを一枚プレゼントしたら
「この世にこんな便利なものがあったなんて!」
と喜ばれ、どうしたらもっと入手できるかと聞かれた。
買いたければ、コンビニで買えます、と言った。
親しい友人には、商売はできない。

イタリアまで、ダイレクトでかけると今でも高い。
KDDIだと、1000円で30分くらいは話せるだろうか。
でも、二種のカード(KDDIは一種回線)なら
1000円あたり167分。
実は・・・もっと長いカードもある。
1000円で、400分の通話ができるカードもこの世にはある。
問題は、それが商売になるか、否か、ということで・・・わたしは扱っていない。
1000円で400分の通話が出来たら、
一枚目を買ったお客さんが二枚目を買うのは翌年になってしまう。
これでは、ごはんが食べられない。
カード販売の利益は、経費を引くと利用者が支払った総額の、
2パーセントから5パーセントがせいぜいなのだ。

すると、1000円のカードを販売したら、50円の利益、
それを100枚売れば、5000円の利益だろうと思うかも知れない。
わたしが、1000円のカードを1000円で売ることはない。
一番高値で800円、20%引きで販売しているから
この販売価格の2パーセントとなる。
16円。
これが利益。

簡単に言って、月商一千万円を超えないと安定しない。
手元に一千万円がなくても、
一千万円分の商品を動かすことはできるけれど、
一日に100万円分の商品が売れて、それが全部代引きだと、
現金化されるのに最低でも一週間かかるから、その間100万円は眠ったままになる。
動かせなくなる。

できれば・・・先振込がありがたい。
先振込と、代引きの、価格の落差をつければ、
安く設定した先振込に流れるかというとそうではない。
お客様は、安く代引きで出すことが出来る他の代理店になだれ込む。
こうなると、資本力の勝負になる。
わたしには、かなわない。

こういう商売は・・・意外に地道で安定してはいるけれど、
大金が動くワリに利率が悪いので、銀行屋の次に安定していて、利率が悪いのだろう。
サラ金の方が、カードの取扱いより儲かるんだろうな。

・・・カード市場のことはこのくらいにして、そういうわけで、イタリア語検定受検者達は、
在日のイタリア人とのコネクションがない。
あるのは、イタリアの、イタリア人とのコネクションであって、
日本に居るイタリア人との接触がない人が多い。
だから、日本国内で、一分二分の競り合いをして、
一円二円で競り合って、販売競争になっているコーリング・カード市場には縁がない。
そもそも、カードの存在を知らない。

韓国語検定受検者もそうだ。
韓国企業との取引をしている会社で、
韓国語検定の認証が給料に響くとか、
韓国文学や韓国文化を学んだり、
韓国のアカデミックな部分から入る人たちが韓国語検定を受検する。
こういう人たちは、在日韓国人との接触が乏しい。
在日韓国人で、韓国語検定を受けるということ少ない。
たとえ韓国語がしゃべれなくても両親が韓国人なら、
韓国語検定合格の価値がない。
韓国語が、しゃべれるか、否かの問題になるので、
検定合格イコール・バイリンガルとは、認められない。
実際の現場って、そんなもんだけれど日本人は、
それが見抜けないので検定で調べるしかない。

ふつう・・・バイリンガルだったら、
検定は受けないだろうと思う。
誰が検定を受けるのか?

デーブ・スペクターは英検3級を持っているらしいが、
わたしは日本語検定を受けてない。
日本人は、日本語検定を受けることはない。
受験してみた方がいい日本人も多いとは思うけれど・・・。

韓国人パブや、韓国クラブで、
韓国人のホステスと仲良くなった日本人が、
韓国語検定を受けるなんて話は聞かない。

ちなみに、韓国の国際電話カードは、このカードを一万円分買ったら、何枚おまけしてくれる?という計算をする。
無料分がいくらか、というレートだ。
だから、カードは基本的に定価で取引することになっている。
1000円のカードを10枚で一万円。
このセットに、無料のサービスが何枚つくのか?
という計算になる。
だから、5枚の無料プレゼント、というとになる。
すると、販売したときの一枚単価は666円。
韓国人向けのカードの表面には、定価が千円なら
1000 という数字を印刷する。

中国市場は、一枚千円のカードで、何円分のプレミアがついているか?
ということを問題にする。
だから、額面が1000円とした場合、カードの表面に書く数字は
1750とか、1890という数字を書き込む。
その定価が1000円ですという。
ついでに、中国市場では額面3000円以下のカードは売れないので、
最低で3000円、最高額など一万円、二万円のカードが存在し、
その額面たるや6840とか9273とか、どういう基準でこういう数字になっているのか、
怪しい数字がカードの表面に刷り込まれる。

6840のカードなら、これが定価5000円のカード。
それを4500円で売ると、売れる。
決して千円のカードは売れない。

フィリピンの場合は、何パーセント・オン、という計算をする。
50パー・オンなら、支払った金額に対する150パーセントの商品ということになる。
すると、15枚、一枚単価は666円だ。
フィリピンでは逆に、千円以上のカードは売れない。
どうせ使うんだから、5000円のカードの方が得だと説明しても、売れない。

日本人は、またまた逆に、額面の高いカードから売れる。
KDDI 7850 というカードが、日本人には飛ぶように売れる。
現在このカードが、一番支払金額が多い。
(COMICA 12,000 というカードも、あることはありますが扱っていません)
対象国がどこの国でも、日本人は額面の高いカード、
高級なカード、クオリティーの高いカードを好む。
金に糸目をつけないんなら、カードは使うな、と・・・
言っては商売にならないから
「高品質です」
と勧める。
どっち転んでも激安カードがKDDIダイレクトより品質がいいわけがない。

ちなみに、フィリピン語を教えている日本の大学はない。
フィリピン文学やフィリピン民族の学科はある。
タガログ語検定というものは、日本にはない。

まもなく、タイ語検定 と インドネシア検定 がある。
インドネシアの通貨はルピー。

最近増えたインドネシア系のパブで遊ぶ男性が
インドネシア検定を受けるということはないだろう。

中国語検定は、3月26日。次が6月、その次が11月。
静岡県は中国語学習熱の高い県なので、静岡にも検定会場があり、
我が家から車で20分の距離だ。
準備は当日の朝からでも間に合う。
看板は前日に書けばよい。

韓国語検定は、6月4日。
ドイツ語検定は、6月25日。
フランス語検定は、 6月18日。
スペイン語検定は、10月22日。

今後の傾向と対策を練りつつ、
ひとまずイタリア語検定に照準を絞って配布をした。
時間になると大勢の人が門から溢れ、駅に向かった。
こうなると警備員の目など届かない。
声を張り上げ
「一分6円で国際電話ができます! どうぞご利用ください」
相手は全員日本人なので、イタリア語をしゃべる必要がない、これはラクだ。
イタリア語だったら、なんというのかな?
まさか・・・
「クエスト・かるた・えっ、べーろ。ぷれーご、ぷれーご」
と叫ばなくっちゃならないのだろうか?

すると、いかにもというガイジンさんが来て
「みすくーじ?」
と、目を見て手を出して言ったので、
「どうぞ」
とカードを配って、
「あなたはイタリア人ですか?」
と尋ねたら、
「しい」 (訳:はい、そうです)
と答えた。
3級の、ヒアリングの試験官だったのかもしれない。

こうして30分間で、わたしが100枚。
娘は50枚を配布した。

営業報告 まとめ【東京脱出】 へと続く

画像は配布前に待機しているところ
配布前待機図


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